しゃべりながら唄うのはめっちゃ喉がしんどかったけど、あっちゅーまに終わりました!!
夢のような2時間でした!!
聴いてくださった皆様、本当にありがとうございました!!!
3年前のOn Time Kobeで出会ってから、
今年になってやっと正面切って会いに行って、
そのときのあたしに必要だった言葉を、貰って帰った。
CheriからCheri*になって、再始動して1年くらい経ったとき、
自分で自分に予言した「このままなら3年」というその通りに、
再始動してから3年、
正直、この活動がなんらか一つ落ち着くことも、
マンネリになることもわかっていた。
あたしはそのときの自分に、限界ではなく退屈を感じていたのだ。
TOZYさんはそれをちゃんと見抜いてくれたひとだった。
あたしがふらっとTOZYナイトに唄を聴きに行ったのは、
なんとなくあたしの立ち位置を理解してくれる大人だと直感していたからだ。
業界に首を突っ込んで、そこでボロボロになって、それでも戦ったひとの、言葉。
この世の中にはほんまにすごいひとがおるという、絶望のような現実や、
いや、そもそも、
絶望させるためなのか?と恨むぐらい、すごいものをすごいと理解してしまう、
その土俵に上がりかけた自分の中途半端さを、
そんな「己」をちゃんと知っているひとなんだと思った。
だから友達になりたいと思った。
あたしは年下の後輩やから、友達なんて言うのはおこがましいのだけれど、
それでもあえて言わせてもらうなら、戦友やと思ってる。
『こちらを立てればあちらが立たず』になることを恐れず、あえて言うなら、
神戸に帰ってきて5年、
やっと関西で音楽の友達が見つかった気がした。
こういう友達が欲しかった。
あたしは東京に「音楽の親友」という絶対的な味方がいるから、
だから関西でも頑張ってこれた。
でもここへ来て、もう一人、Cheri*の強力な味方が増えた。
それがTOZYさんやと思ってる。
それはすなわち、あたしがTOZYさんにとって強力な味方になったということでもある。
ミュージックバカボンドというライブイベントがスタートする前後から、
あたしはTOZYさんから話を聞かせてもらっていて、
自分なりにその趣旨を解釈して、
Cheri*が出るならこういうことがやりたい!っていうのが明確に見えていて。
こんなにゲストミュージシャンをフィーチャーして、スポットを当てて、
売れてても売れてなくても、こんなにええミュージシャンがおるんやで、
って発信し続けてる「この場所」は貴い。
それが「ミュージックバカボンド」やと思ってる。
これな、
実は毎週毎週ものすごいことしてるんよ。
お客さんはもちろん、ミュージシャンにも、
賛同者がもっともっと、もっともっと、増えたらええと思ってる。
ライブタイトルにかけてある「バガボンド」風に言うと、
毎週TOZYさんが相手とめっちゃ向き合ってライブを作ってること、
相手を立てながら、いかに自分が立ち回れるか、
これはTOZYさんの武者修行の旅やねんな。
だから「これは道場破りだ」と例えた。
そして、だからこそ「道場破り返し」をするのは、このあたしでありたいと思った。
まあ、結果、
道場は全然破ってもいないし、破られてもいないのですが、
声がめっちゃ嗄れたけど、めっちゃ楽しかったので、本当にありがとうございました!!
高架伍拾七はとってもフォトジェニックな店内。
ライブ前にスープチャーハンと、ライブ後に冷麺を食べましたが、
めっちゃ美味しかったですー。
ボンドもろたーーーーー!!!ヽ(゚∀゚)ノ
はい、安定の酔っ払い動画です。
酔っ払うと幼稚になって、しゃべる速度が半分になるらしい。
セットリストは、
01.ルナ
02.Rainbow
03.Hello to Goodbye
04.下弦の月
05.釣りに行こう(THE BOOMのカバー)
06.kisuiiki(新曲)
07.羊ごっこ
08.夏の陽炎
09.ためいき
でした。
「釣りに行こう」と「ためいき」以外は全編、TOZYさんがギターを合わせて弾いてくれました。
「釣りに行こう」はギターを置いて唄とハープだけという渋いスタイルでやってくれました。
「Rainbow」「釣りに行こう」「kisuiiki」は半分メインボーカルもやってもらったし、
ここまでがっつりコラボできるライブは、年内では最後だったと思います。
あたしのやりたいことができたし、
TOZYさんにやってほしかったことを実現してもらった。
新曲の「kisuiiki」はライブという「この場所」について唄った曲。
元は「汽水域」という言葉で、淡水と海水が混ざる場所のことです。
ミュージックバカボンドの公式ブログで、歌詞を載せていただきました。
http://music-bakabond.blogspot.jp/2016/12/vol.html
そこでしか生きられない命があるのは、
ミュージシャンも、聴きにきてくださるひとも、みんな同じやと思ってます。
そうやって集まった人間同士が共鳴し合い、
その時しかない空気と、その日しかない夜を作る。
そんなふうに共存することが、どれだけ貴いことか、
ミュージシャンは、いや、少なくともあたしは、
もっともっとその有難さを理解して、背負っていくべきやと思ってる。
あたしは音楽の持つ力を、愚直に信じていたいだけの凡人です。
かつて音楽に救われたこの命を使って、
今度はそれと同じものを誰かに届けられるように、
あたしはあたしのできることを、
粛々と、続けていくだけです。
そんなあたしと接着してくださったTOZYさん、
そして接着してくださった皆さん、
ほんとうにありがとうございました!!!
この先の人生で、たまに取り出して眺めて磨いて、励まされる、
そんな宝物のような夜だったのです。
幸せな夜でした。
これでまた、戦えます。
傷ついても大丈夫。
絶対に忘れない。