夏のライブを終えて、家に着いた瞬間、
ほんとにびっくりするくらい、家に帰って首から外した瞬間に!!!
革紐が切れたんですよねー。
写真は、その15時間前。
何かの節目、と感じてしまう気持ちもあるけれど、
単純に、
物質は劣化する。
目に見えて、触れるものはいつか劣化する。
あたしはたまに、目に見えないものを信じることができないときがある。
それはつまり、目に見えるものしか信じられない、ということで、
「あたしの信じるそれ」は「いつか劣化するものなのだ」と気づく。
精神はどうだろうか。
絆はどうだろうか。
愛はどうだろうか。
目に見えないことを知っている。
信じるに値することも知っている。
だから、目に見えないものを信じる力が欲しい、と思う。
それは信頼で成り立っている。
それは己の人格で成り立っている。
* * * * *
物質など、切れてしまっても、平気。
いくらでも代わりがある。
でも、
これを選んだときの自分の想いは変わらない。
この音色を聴くときの、
感じる想いも、
思い出すものも、
変わらない。
* * * * *
首から音玉を下げている。
そばに音色があることで安心するこころ。
自分の中でこだまする鼓動。
それはわたしの知る、太古の音。
溶け合ったら、
わたしだけの音楽に、なりそうな気がして。
誰にも聴こえない、
わたしだけの、音楽。