行って良かった。
本当に良かった。
Googleのキャッシュによると、2003年1月11日だったようです。
BIGCATで、橘いずみさん主催の、川村結花さんと、Cheriで、
「月の水琴」、というイベント。
それ以降、いずみさんのライブを見に行かせてもらって、
何度かはお会いさせてもらったことがあるけれど、
この「月の水琴」では、
いずみさんがセッションを交えて下さったので、
思い出に深く残っています。
夏の陽炎を一緒に演奏してくださったのです。
そして、サルの歌を一緒に唄わせてもらったのです。
中学生のとき、知人に借りたCDでいずみさんの歌に出会い、
大学になって私が活動を始めてストリートライブをしていた頃、
いずみさんのサルの歌をカバーしていたことがありました。
それが今に繋がっているなんて感慨深いです。。。
影響を受けたアーティストというのは、こういう方のことを呼ぶんですね。
いずみさんは榊いずみさんになって、ママにもなって、
でも今でも素敵なお姉さんでした。
めちゃくちゃかっこいいお姉さんのままでした。
10年前と変わらず、あたしを泣かす歌を、歌ってくれて、
ひとつ、またひとつ、
あたしは心を洗い流せたのでした。
これはうまく説明できないのですけど、
ずっとずっと、心に残っていた鉛のような罪悪感を、
いずみさんが、歌と、あの屈託のない笑顔で、
ふわっと払ってくれたような、夜だったのです。
無くなるはずもないそれを、取り払って、忘れさせてくれた。
これからも、忘れたり、忘れてなかったりで、
唄に変えていこうと思いました。
聴きたい曲は、新旧聴けて、胸いっぱいになりました。
初めて意識したけど、不思議な感覚を体験しました。
特に中学から好きだった曲は、
ライブでも定番だったということもあって、
イントロ聴いた瞬間にわかったのですが、
アレンジが変わっているから、本当はその曲かどうかわからないのに、
身体が勝手に反応して、1音目ですでに鳥肌立つから、
心と身体は直結していて、正直なのだなあと思いました。
そして、「好きな音楽を聴く」のは、
耳だけで聴いているのではないのだなあという、何よりの証拠。
90年代に歌っていた姿よりも、
あたしは今のほうが断然、好きだ。
かつて自分が憧れた姿は、
形を変えたであろう今も、やっぱり憧れのままだ。
今だからこそ、もっともっと私の心に響いてきたことは言うまでもなく。
無防備なほどに、心を開いて歌を聴くことができる今が、
あたしは幸せでたまらない。
こそこそしてないで、好きなものは好きだって言おうと思った。
いつかまたライブで堂々とカバーしよう。
自分の曲かのように堂々と、、、(笑)
だってこんなに良い歌がこの世に存在するから、
あたしが救われているように、
誰かきっと必要なひとがいると思うんだ。
今のあたしにできることを、ひとつずつ頑張ろうと思った。
いつかまた共演できますように、
また新しい夢が生まれました。
夢がありすぎて、幸せすぎる(笑)
再会のきっかけを作ってくださったお二方に、
声をかける勇気もない僕の背中を押してくれて、心からありがとう。
必ず音楽で返します。