そんな毎日にも変化は確実に起こっていて、
出会うひと、
離れていくひと、
刻一刻と変わっていく環境と、
惹かれる心、
離れていく心、
刻一刻と変わっていく自分のスピードは、
以前よりも緩やかな変化ではあるけれど、
確実に存在する事実であり、現実だと思う。
自由とは認めることであると言ったのはゲーテの言葉だっただろうか。
一人でも生きていかなくてはならないと理解しながら、
たまに誰かと寄り添い、
その尊さに生かされて、
ひとに感謝しながら生きていくことが、
あたしは幸せだな、と思う。
いろんなことを受け入れる大きな器を持っていたとしても、
淋しさや悲しさに耐性を持つべきではない気がする。
受け入れられることと、泣かないことは別物だ。
人として当たり前のように、笑ったり、泣いたりできるのは、
それだけで、ひとの才能だと思う。
何もない日常で、笑ったり、たまに泣いてる自分もまた、
生きる才能が残されていると信じたい。